絵本でほっとタイム♪ -33ページ目

おばけのてんぷら せなけいこ

本日はふと目にとまったこの絵本のご紹介。


おばけのてんぷら
せな けいこ ポプラ社

めがねうさぎのお話し。
友達のお弁当のてんぷらがおいしくて
自分でも作ってみようと・・。




天ぷらの材料を買って、衣をつけて、あげて・・。
ちょっとお味見。
わぁ~おいしいとどんどん揚げるうさこ。
ところが天ぷらのにおいをかぎつけたおばけが
うっかり衣の中へ!

子供がおばけが好きなので買った絵本。
おばけがうっかりと衣の中にはまってしまって
揚げられる!と言うところがはらはらと面白いようです。
最後もうっかりと自分の○○○まで揚げてしまうのですが
うさこは陽気です。(私だったら落ち込むけれど・・)
すごく笑えると言うほどではないけれど楽しい絵本です。
お料理に興味のあるお子様にも良い絵本だと思います。



ちいさいおうち ばーじにあ・りー・ばーとん

昨日バージニア・リー・バートンの絵本をご紹介しました。
この方の作品の中で私がもっとも好きな絵本をご紹介。


ちいさいおうち
ばーじにあ・りー・ばーとん, いしい ももこ
岩波書店
こちらは大判タイプ。
岩波子どもの本のほうもあります。

昔、静かな場所にちいさいおうちが建っていました・・。


田舎の静かな場所に建っていたちいさいおうち。
長い年月がたつうちに周りにビルが建ち、電車が通り・・。
ぽつんと建っている姿がなんとも寂しそうで、窮屈そうで・・。
最後には持ち主の孫の孫の孫がまた静かな場所に
引っ越ししてくれます。
もうひとりぼっちではありません。

時代の移り変わりのなんと早いことか。
私も生まれて30数年・・
変わったものは数知れず。
時々昔を懐かしんだりします。
だからかこのちいさいおうちの気持ちが
わかるような気がします。
初版は1965年(大判タイプ)、岩波の子どもの本の方も
確か同じくらいだったと思います。
(持っているのだけれど、手元にないのではっきりとわかりません)
心に残るものは長く読み継がれていますね。
子供だけでなく大人にも是非読んで頂きたい1冊です。

はたらきものじょせつしゃ けいてぃー ばーじにあ・りー・ばーとん

今日は少し暖かいですね。
久しぶりの良い天気。
もうちょっと早くにご紹介すれば良かったかな
と思う絵本を1冊。


はたらきもののじょせつしゃけいてぃー
ばーじにあ・りー・ばーとん, いしい ももこ 福音館書店

冬に大活躍けいてぃーのお話し。




雪がたくさん降った後、すべての機関が困ってしまいました。
警察も飛行場も病院も・・・。
そんなときただ一人(?)けいてぃーだけは動いていました。
雪をかき分け、進んでいきます。
その後に警察も郵便局も駅も救急車も・・どんどん
けいてぃーの後をついていきます。
自動車がどんどんついていくのが何とも楽しいです。
町のためけいてぃーは働きます。
それでたくさんの人が助かりました。
自分が疲れても、働き続けるけいてぃー。
けいてぃーのがんばりと人を助ける優しさとが
とても心に残る1冊です。




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かぜひきころわん 間所ひさ子/黒井健

昨日娘の予防接種に行ったのですが、
病院の待合室にはインフルエンザの患児でいっぱい。
座れないほどあふれていました~。
行くんじゃなかったと後悔・・。

そこで本日の1冊。
インフルエンザではないですが、

かぜひきころわん
間所 ひさこ, 黒井 健 ひさかたチャイルド


ころわんシリーズの1冊。
風邪を引いたころわん。先生に注射をしてもらいます。






とてもかわいいころわんの絵本です。
風邪を引いて、ぐったりしているころわんを
人間の先生(獣医さん?)が見てくれます。
先生は優しくころわんを抱えて、病気を診て注射して
薬まで出してあげるのです。
そして、しばらくしてまた元気になったころわんは
お友達と元気に遊びます。

うちの次男はこのころわんシリーズが大好きで、
良く「読んで!」と持ってきます。
保育園でも読んでもらっているようです。
娘は「わんわん!」としきりに指さししています。
(そして「読め」と言うかのように私の顔に押しつけてきます)
子供だけでなく、自分自身もころわんのかわいらしい姿が大好きです。
犬の好きなお子様にこのシリーズはおすすめです。





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てぶくろ ウクライナ民話/ラチョフ

本日はもう1冊、ご紹介。


てぶくろ―ウクライナ民話
エウゲーニー・M・ラチョフ, うちだ りさこ 福音館書店

雪の日、おじいさんの落としたてぶくろに、次々と動物たちが入ってきて・・。




どうしててぶくろにあんなに動物たちが入るのか・・
なんて考えては行けません。
これは絵本ですので・・。
あり得ないことがあってもちっともおかしくありません。
この絵本、長男(8歳)が保育園に通っていたときに
先生に読んで頂いた本なのですが、
「面白い絵本だった?どんなおはなしなの?」
と聞いたら
「あの絵本、面白くないよ。だって動物が手袋にはいるだけだよ」
と言っていたのを思い出しました。
確かに入っていくだけの絵本なのだけど、
初版は1965年ですので長くに渡って読み継がれてきたもの。
きっと何かこどもたちに響くものがあるのでしょう。
あり得ないから面白い?(笑)
それでも寒い冬、暖かい場所を求めるのは人間も動物も同じなんですね。