どんなにきみがすきだかあててごらん サム・マクブラットニ／アニタ・ジェラーム

今度もほほえましい絵本を１冊ご紹介。
私のお気に入りの絵本です。


どんなにきみがすきだかあててごらん
　サム マクブラットニィ, アニタ ジェラーム, 小川 仁央


２匹のうさぎがお互いどのくらい好きか
言い合うおはなし。



小さなうさぎが｢ぼくは君のことがこれくらい好きだよ！｣
と両手を広げて言えば、大きなうさぎは
｢ぼくはこれくらい君のことが好き｣と大きな体で
両手を広げて言う。
そしてどんどん距離が長くなって・・。
読んでいると、とてもほほえましくて大好きな絵本。
親子で楽しむも良し、恋人同士で読むのも良し。
子供がいつかは｢私、お母さんのことがこれくらい好き｣
と言ってくれたら、私は２匹のうさぎと同じ事をするでしょう(笑)
愛情の深さがとても伝わってくる素敵な絵本です。

しろいうさぎとくろいうさぎ ガース・ウイリアムズ／まつおかきょうこ

豆まきの絵本はまだあるのだけれど、
間が空いてしまったので、少し違う絵本を。

もうすぐバレンタインですね。
そこでほほえましい絵本を１冊ご紹介。


しろいうさぎとくろいうさぎ

ガース・ウイリアムズ, まつおか きょうこ　福音館書店


二匹のうさぎの恋のおはなし。




二匹の仲むつまじい姿。
とてもうらやましい・・。(これは独り言・・聞き流してください)
絵がリアルだからかとてもかわいらしい絵本です。
二匹のうさぎは最後結婚するのです。
小さな子どもに結婚という言葉がわかるのかどうか｢？｣ですが
大人が読んでいると、ほほえましいと思うのではないでしょうか。
この絵本長男にしかまだ読んだことがないのですが
あまり反応がなかったように記憶しています。
是非次のふたりにも読んで、反応を見てみたい絵本です。
結婚されていない方は、絵本を送ってみるのも良いかも・・。
(相手次第ですが・・笑)

ちびっこちびおに あまんきみこ／わかやまけん

本日も節分の絵本です。
と言ってももうそろそろネタ切れしそうです。
あまり節分の絵本はたくさん持っていなくて・・。

本日の１冊。
豆まきは出てこないですが、おにの絵本と言うことで選んでみました。


ちびっこちびおに
あまん きみこ, 若山 憲　偕成社

人間の町に行きたいというちびおに。
お母さんはしぶしぶちびおにに帽子をかぶせ、服を着せ、
絶対脱いではだめよと町に行かせます。



好奇心旺盛な鬼の子、ちびおに。
人間のこどもたちと楽しく遊びます。
しかしちょっとした事で服を脱いでしまうのです。
でもその後、人間のこどもたちは驚きながらも
すんなり受け入れて、一緒に遊ぶのです。
さすが、子供！！順応力はたいしたものです。
うちの次男(3歳6ヶ月)はこの絵本の表紙が好きです。
見てもらったらわかると思いますが、
大きな積み木のようなところでかくれんぼ(でしょうか？)
をしている様子が書かれています。
そしてみんな、鬼のお面をつけています。
何とも楽しそうな表紙です。
｢おにたのぼうし｣のあまんきみこさんの絵本ですが、
こちらは和やかに読める絵本ではないかなと思います。

おにはうち！ 中川ひろたか／村上康成

今日も節分の絵本にしましょう。
今日は楽しい絵本で・・。


おにはうち!
中川 ひろたか, 村上 康成　童心社

ピーマン村の絵本たちシリーズの１冊。

こどもたちと一緒に野球をするにおくん。




大人気のピーマン村の絵本たちの１冊です。
何度も読んでいるのですが、どうコメントして良いのか
ちょっと難しい絵本です(笑)
あまりネタバレしちゃうと面白くないので
できれば自分の目で確かめて欲しい絵本です。
一つだけかくと、園長先生の｢いい、おにはーうち！｣
と言う言葉がとても気に入ってます♪
そして豆まきが終わった後、またにおくんは
みんなと一緒に遊びます。
人間も鬼も一緒に遊ぶ楽しい絵本です。

おにたのぼうし あまんきみこ／いわさきちひろ

もうすぐ節分ですね。
保育園では鬼のお面を作ったりしています。
そこで節分に向けてご紹介したい絵本。



おにたのぼうし
あまん きみこ, 岩崎 ちひろ　ポプラ社

節分の夜のこと、豆まきで逃げ出したおにた。
一軒の家を見つけて入りますが・・。

全国学校図書館協議会選定・よい絵本



鬼は悪いものと思っている人間。
おにたはこどもたちの物を探したりと良い鬼でした。
おにたのぼつりと言った一言。
｢おににもいろいろあるのになぁ。人間もいろいろいるみたいに・・｣
この言葉が私にはとても印象的でした。
いわさきちひろさんの絵が淡く、静かに描かれていて、
ラストの切なさがいっそう増します。
心にしみる１冊です。