絵本でほっとタイム♪ -34ページ目

手ぶくろを買いに 新見南吉/黒井健

2月になってめっきり冷え込んできました。
今まで手袋っていらなかったんですが、さすがに
これほど寒いと手袋をしなければ手が痛いです・・。
そして娘にも手ぶくろを買いました。
(自転車に乗せていると寒くて泣くんです)
もう長くは使わないのだろうけど・・。

とそこで本日の1冊。


手ぶくろを買いに
新美 南吉, 黒井 健 偕成社

寒い雪の中、我が子がかわいそうと
手ぶくろを買いに町まで行きます。

でも母狐は町でいやなことがあって、どうしても行けません。
そこで子狐に行かせるのです。片方の手を人間の手に変えて・・。

他にも「手ぶくろを買いに」という絵本はあるのですが
私はこの黒井健さんの絵がとても好きです。
幻想的な美しい絵だと思います。
(他の方がだめというわけではありません。)
それと新美南吉さんの文章もまた美しい!
子供だけでなく大人にも是非おすすめしたい1冊。


くまのこうちょうせんせい こんのひとみ/いもとようこ

昨日は節分でしたね。
長男、次男と豆まきをしました。
(夜にしたので娘は寝てしまってできなかった)
その後お豆も食べましたよ~。
年より10粒減らして食べました。
これって幸せ逃げるのかしらね(笑)

さて、本日の絵本。
節分とはかけ離れているけれど、
ちょっと涙が出ちゃう絵本のご紹介。
テレビでも取り上げられたこの1冊。


くまのこうちょうせんせい
こんの ひとみ, いもと ようこ

くまのこうちょうせんせいは大きな声で挨拶します。
そんなこうちょうせんせいがある日から小さな声しか出せなくなりました。


実際にあったお話を絵本としてまとめたものです。
あとがきに詳しく書いてありますが、知らなくても、
この校長先生の暖かさや優しさ、こどもたちの先生への思いに
心動かされるのではないかと思います。
あとがきを読めば涙がこぼれ落ちるのでは?
「余命3ヶ月」・・それでも校門の前に立って、
こどもたちに笑顔で挨拶していたのでしょう。
いい先生ですね。
私は涙もろいので、この絵本を読んでいると
涙が出て仕方ありません。
涙もろい方は書店で読むのだけは控えた方が良さそうです。(笑)



ねずみくんのチョッキ なかえよしを/上野紀子

昨日更新できなかったので、もう1冊ご紹介。
多分、みんな知っていると思うこの絵本。


ねずみくんのチョッキ
なかえ よしを, 上野 紀子

お母さんが編んでくれたチョッキ、
お友達に貸しているうちに・・・。





友達にチョッキを貸して、のびのびになったチョッキ。
こんなチョッキではサイズが合いません。
でもそのチョッキ、○○○○になっちゃうのです!
ここが面白いところなのでしょうか?
(私はこの発想の転換が絵本らしくて好きです)

この絵本は初版が1974年ですので、30年間出版され続けている絵本です。
そして30年の間にたくさんのねずみくんシリーズが出版されました。
どの絵本もこどもたちには大人気の絵本です。
これからも増え続けていくのでしょうか?楽しみですね~。
現在までにシリーズは21作あります。
最新刊は「ねずみくんとおてがみ」です。
私はまだ読んだことがないので、機会があったら読んでみようと思います。

ぎゅっ ジェズ・オールバラ

現在引っ越しのため、たくさんの絵本を箱詰めしています。
すでに90×180の本棚2つ分の引っ越しは完了しました。
あと3つ分は残っていますが、この中からぼちぼちと
ご紹介していこうと思います。
紹介しようと思っている本だけは残しておかないと(笑)

本日の絵本もほのぼのとしたかわいらしい絵本です。


ぎゅっ
ジェズ オールバラ 徳間書店

お散歩していたチンパンジー(だと思う)のジョジョくん。
みんなが「ぎゅっ」としているのを見て・・。



文字はほとんど「ぎゅっ」だけです。
(後の方で少し他の文字も出てきますが)
絵を見ると、動物の親子が「ぎゅっ」と抱き合っています。
それを見たジョジョくんはお母さんが恋しくなるのです。
そして泣き出してしまいます。
そこでお母さん登場。「ぎゅっ」としてもらって にこにこ。
この絵本を読んでいると、ジョジョ君がうちの娘と
だぶって見えてしまいます。
彼女も良く「ぎゅっ」として欲しくて私に近寄ってきます。
今、抱き癖がつくからと子供を抱っこしたことがない人は
いないとは思いますが、以前は良くいましたね。
親子のふれあいってとても大事だと思うのです。
夕食の後や、お風呂の後・・ちょっとしたときに
子供を「ぎゅっ」としてみませんか?

もこ もこもこ 谷川俊太郎/元永定正

今日はこどもたちの大好きな絵本を1冊ご紹介。
保育園でも大人気の絵本です。


もこ もこもこ
谷川 俊太郎, 元永 定正 文研出版

地面からもこもこもこと奇妙なものが・・。






この絵本は保育園では0歳児クラスの子供が喜んで見ています。
でも年齢には関係なく、大人でも楽しめると思います。
地面からもこっと出て来るもの・・あれは何なんでしょうね。
わからないからいいのかもしれません。
また最後には何もなくなった地面からまた「もこ」と
出てくるんですね~。そして「もう1回!」となるのです。
何度も何度も楽しめる絵本です。