絵本でほっとタイム♪ -6ページ目

あつさのせい?  スズキコージ

昨日の台風はどうでしたか?
大丈夫でしたでしょうか?
怪我をされた人もいたようで、風や雨が強いときは気をつけないといけませんね。

さて本日の絵本。

オンライン書店ビーケーワン:あつさのせい? あつさのせい?
スズキコージ
福音館書店

あつ~い日の絵本です。
あのぎらぎらとした太陽。
見ているだけで暑いです(笑)
話は馬のはいどうさんが駅のホームのベンチに帽子を置き忘れてしまったことから始まります。そこへキツネのとりうちくんがやってきて・・・。
キツネくんは帽子が気に入り、かぶって持っていっちゃうのですが、
うっかり自分の持っていたかごを忘れていきます。
それをブタの三吉が見つけて・・と。

誰かが忘れていったものを他の誰かが拾い、別のものを忘れていく。
これの繰り返しですが、面白いです。
はっきり言って、「盗み」です。
私はそれをしたら良心が痛みそうだ・・と言うものばかり。
中には拾い食いもあったり・・。
これも「あつさのせい?」(笑)

そして最後まで行くとびっくり!!
なんと・・これはどうも演技らしいです。
裏表紙にはカメラで撮影している動物がいます。
でもこんなことをわざわざカメラに納めてどうするんだーなんて思っちゃいますが、やはりこれも「あつさのせい?」で片づけられそうな感じがします(笑)

でもなんともありがちなこの光景。
自分のうっかりを暑さのせいにしちゃいたいくらい暑い日と言うことなのでしょう。そんな日ももうちょっと続きそうですね。

スズキコージさんの絵が十分見応えありますよ。

はしれ!チビ電  もろはしせいこう

さて本日の絵本です。
この絵本はさやまいけ家の食卓 のさやまいけさんがお好きだと言われていた絵本です。
(順番が前後します・・ごめんなさい)
私は皆さんにこの企画を呼びかけて良かったと思います。
知らなかった絵本に触れると言うことは、私自身の喜びです。
これまで何回か味わいましたが、こうやって感想文を書くのは初めてですね。
私自身、とても気に入った1冊です。

449400572X はしれ!チビ電
もろはし せいこう
童心社

「ちいさななかまたち」シリーズの1冊です。
今回初めて読みましたが、とてもいいです。
まず目がいくのは子供たち。
とても生き生きしています。
お話しは、子供たちの一人が、ゴミ捨て場に捨ててあった、
台車を拾ってくることから始まります。
その台車を使って、自分たちで電車をつくるんです。
ダンボールを使って、色を塗って、ライトまでつけられています。
とても素晴らしいできばえです。
その電車の名前が「チビ電」
4人ほど子供が乗れていますね。
意外と大きいのでしょうか?
前にひもをつけて、引っ張る子と押す子といます。
全部で7人の子供たちなので、3人が押したり引いたりしています。
とても楽しそうです。
町並みは都会でもなく、田舎でもなく・・。
でも何となく古い感じのする町並みです。
歩道を7人はチビ電で遊びます。
中から見る風景もいつもと違ったものに見えます。
感心するのは周りの大人たち。
こんな歩道で動かしていたら怒りそうなものですが、
みんなにこにこしています。
大人の心の広さがとても温かく感じます。
この部分が今現在の大人たちとは違うところかなと思いました。
本当に子供は遊びの面白さを知っています。
それを温かい目で見てくれる人が何人いるでしょうか?
今の交通事情で、これほど温かく迎えることはできないんじゃないかな。
それがとても淋しい気もします。

この著者、もろはしせいこうさんと言う方はお坊さんらしいです。
巨大紙芝居をつくっておられる方みたいで、
ボローニャ国際絵本原画展にも入選されたことがあるようですね。
子供たちの喜ぶ顔を見て、描いておられるのでしょうね。
表情一つ一つがとてもいいです。
いくつの大人が読んでも心は子供に戻れそうな絵本です。
どうぞ読んでみてくださいね。

最後にこの絵本を教えて頂いたさやまいけさんに感謝します。
ありがとうございました。

からすのパンやさん かこさとし

さて本日は私もいつ紹介しようかと思っていた絵本を、
見事にイチさんが出してくれました。
わが家の備忘録。 のイチさんがお好きだと言われていた絵本のご紹介。

4032060703 からすのパンやさん
加古 里子
偕成社

「かこさとし おはなしのほん」の一冊ですね。
この絵本、どう紹介しようか迷うんです・・。
というのは、すべて面白いんですよね。
面白い部分を書こうと思ったら、ネタバレしないといけなくなる。(笑)
まぁ私のお気に入りの場面だけ書きますね。

からすのパンやさんのうちに4匹のかわいいからすのあかちゃんが生まれます。
からすなのに4匹とも黒ではなく、赤、白、茶色、黄色い色をしています。
名前がそれぞれ特徴を捉えている名前で覚えやすいんですが、笑えます。
4匹は親の愛情いっぱいに育ちます。
それこそお店より子供です。
ですのでパンやさんは繁盛してなかったんです。
でもあることがきっかけで、子供たちも一緒にパンを作ることになります。
この部分がとてもいいです。
親子で一生懸命つくります。
そしてたくさんのパンが焼き上がります。
そのパンの形の面白いこと!
見ているだけで楽しくなるし、食べたくなります。
きっと小さいお子様なら食べる真似をするのではないでしょうか?
そのあとパンが焼けたのを火事があったと勘違いして消防署に通報するからすもいて、大騒ぎになってしまうのですが、パンやさんの機転で収まります。
その際の場面が実におかしいです。
まず「なんで電話があるのー」とつっこみたくなります。(笑)
他にもたくさんの人が火事を見に行くのですが、
「レストラン・ヌレバ」なんてのもあって、これは大人を意識してるのか?
なんて思ったりします。(笑)
本当に面白いです。
子供も何故4匹なんだろうということも最後でわかります。
森の中、こんなからすのパンやさんがあったら覗いてみたいですね。

でも何故からすなのでしょうね。
あとがきを見ても、そのことは書いてないのです。
からすの絵本をいくつか書いて、とても気に入ってもらえたから・・
と書かれてはいますが、何故からすなのでしょう。
森にはたくさんの鳥が入るはずなのにね。
からすが一番見かける鳥だったからでしょうか?
でもからすって子供たちには人気がありますよね。
それもとても不思議な気がします。
著者があとがきで書いているのですが、からすたちの表情。
とてもゆたかです。
一羽一羽の表情を眺めてみるのも面白いと思いますよ。

わが家の備忘録。 のイチさんに感謝します。ありがとうございました♪

星空キャンプ  村上康成

絵本おじさんの東京絵本化計画 の絵本おじさんがこの時期にいい絵本だとおっしゃっていた絵本がこの絵本。
私ははじめて読みました。

4061322060
星空キャンプ
村上 康成
講談社

タイトルからしていいではないですか~。
星空キャンプ・・アウトドアが好きな人にはいい響きですね~。
さぁ、どんなお話しなのでしょうと開いてみると、
まず星空がいっぱいに広がってますね~。
思わず「ほー」と眺めてしまいます。
さて、お話の内容は、
親子3人がキャンプに来ます。
でも周りに人はいなく、親子3人だけテントを張っています。
まず夜、女の子が目を覚ますところから始まって、お父さん、お母さんを起こし、そのあと3人がキャンプに来てから一週間の楽しかったことを話していきます。
月曜日・・、火曜日・・、水曜日・・と話は続きます。
表紙を見て気づきませんか?
知っている方なら、「あ、ピンク!」と思わずいってしまいそうですよね。
ピンク、ぺっこん 」「ピンクとスノーじいさん 」などのマスのお話しを思い出すのではないでしょうか?
この絵本の中ではお父さんがマス釣りをしています。
こういう魚釣りの絵本も村上康成さんの絵本には多いです。
きっとご本人がお好きなのでしょう。
絵も生き生きしていて、本当に自分が楽しんでいるように楽しめる絵本が
村上康成さんの絵本には多いです。
何曜日に何があったかは絵本を読んでみてください。
一つだけ出すと、私のお気に入りは水曜日です。
雲一つない空を見て、時間が止まっている感覚に陥る。
私には想像できます。
ここの文章も私はお気に入りです。
あと「いろんな生き物が同じ空気を吸って、今一緒だってこと」と
お父さんが話している所。
自然の中にいると本当にそう思えます。
キャンプの好きな人には大いに共感できる絵本だと思います。
私はそれほどアウトドア派ではありませんが、自然はとても好きです。
自然の中で過ごしたことがないという方は実にもったいないと思うのです。
自然の中にはいろいろな発見があって面白いですよ。

夏休み、キャンプでもいかがでしょうか?

本当に楽しい絵本を教えてくださった絵本おじさんに感謝します。
ありがとうございました♪

Book Baton

月乃春水さん からBook Batonが回ってきました。
これなら答えれそうと考えてみました。

☆今読んでいる本
オズのエメラルドの都
ライマン・フランク・ボーム 佐藤 高子
4150401268
オズシリーズを読んでます^^

☆最後に買った本
新品なら
ねぎぼうずのあさたろう (その5)  飯野 和好
サイン入りにつられて・・^^;

☆よく読む作家、または思い入れのある作家 5人まで
 佐々木マキ、長新太、荒井良二、村上康成、せなけいこ(絵本作家)

☆よく読む、または思い入れのある本 5冊まで
 「もりのおばけ」(こどものとも年中向き)かたやまけん
 「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします 」佐々木マキ
 「なんじゃもんじゃはかせのおべんとう」(こどものとも)長新太
 「きれいなはこ 」せなけいこ
 「ぎょうれつぎょうれつ 」マリサビーナ ルッソ 青木 久子

上3冊は私の思い入れのある絵本。
下2冊は子供たちがよく引っ張り出してくる絵本。
でももっとあるんですけどね・・。

☆バトンを渡す人
 40歳からの私の本棚 のフロギストンさん
 スランになりたいな のパイポさん
 ねるまえに子供と読んだ絵本のブログ のoyasumiさん
 絵本と子どもの本とおはなしの森 のみなみさん
 絵本があるくらし のtamariさん

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無理に答える必要はないみたいですよ。
気楽に考えて頂ければ良いかと思います。