絵本でほっとタイム♪ -4ページ目

かぶとむしはどこ?  松岡 達英

この前、夫がカブトムシの世話をしていたときに見つけました。
カブトムシの幼虫と卵・・。
うちの夫は本当にまめで、丁寧に丁寧に世話します。
私がしたらきっと卵はつぶれているでしょう。(笑)
(なんでもおおざっぱなもので・・)
また来年もカブトムシに会えるかもしれないと思うとうれしい。
(順調に育ってよー)

と言うことで、本日の絵本。

かぶとむしはどこ?
松岡 達英さく
福音館書店 (1992)


カブトムシが羽化して、この絵本の出番が増えました。
かがくのとも傑作集です。
卵からかえって、大きくなって、そしてまた卵に戻る。
カブトムシの一生を書いた絵本です。

この絵本を何故だか2歳の娘が読んでくれと持ってきます。
2歳にはよくわからない絵本だと思うのですが、
絵を見ているだけでいいみたいです。
自分の家にカブトムシがいると言うことがよくわかってるんですよね。
カブトムシのいる玄関をさして、見に行こうとします。
実際見ても、カブトムシは光が当たると潜っちゃうんですけどね。
それでもジーと見ては、えさのゼリーをやろうとしたり、
自分がゼリーを食べようとしたり・・(笑)
カブトムシにでもなんでも興味を持つって大切なことですね。

娘がこの絵本で一番気に入っているシーンが、オスとメスの交尾シーンね。
このページを何度も見ますよ。
なんでやねん!!と思うんですが、バックの背景が結構いいんですよね。
夕暮れで、静かなシーンです。
子孫を残すって、生きているものならば大切ですものね。
それをとてもきれいに表現しているなぁと思いました。

小学生でカブトムシの観察記録なんてしている子供には、参考資料として読んでみるのも良いと思いますよ。

星どろぼう アンドレア・ディノト、アーノルド・ローベル

絵本の紹介をここ何日かしていませんでしたね。
今日は絵本日記 のみぃさんがお好きだと言われた絵本の紹介を。

星どろぼう
星どろぼう
posted with 簡単リンクくん at 2005. 8. 8
アンドレア・ディノト文 / アーノルド・ローベルえ / やぎた よしこやく
ほるぷ出版 (1980)
この本は現在お取り扱いできません。

Amazonではこちら

絶版のため表紙画像はつけてません。(ごめんなさい)
絵は「ふたりはともだち 」などの作者アーノルド・ローベルです。
表紙はどろぼうが桶にたくさんの星を入れて走っている絵です。
星はまるでビー玉のようです。
(ビー玉より凝っていますが・・)

さてお話の内容は・・。
ある山のてっぺんに一人のどろぼうが住んでいました。
と言う出だし。
最初からどろぼうなんですね~(笑)
まぁタイトル通り、星を盗むお話しです。
どろぼうは星が触りたくて触りたくてたまりませんでした。
心の中では一つでも自分のものにできたらいいなぁと思っていました。
でも心の奥底では全部自分のものになったらいいなぁとも思いました。
ある日、はしごを持って、空へ登っていきました。

この辺を読んでいると「パパ、お月さまとって! 」を思い出します。
でもあのパパは娘のためにお月様を、このどろぼうは自分のために星を手に入れることになります。
どろぼうはすべての星をとってしまい、空には一つの星も残っていませんでした。
これを知った村の人たちは、驚き、そして嘆きました。
賢い老人は「どろぼうが盗んでいったに違いない」と言いました。
でもまだ空には大事な物が残っていました。
それはお月様。
きっとこのお月様も欲しがるに違いない!とお月様に一人の若者が隠れ、
村の大人たちも近くの茂みに隠れて、どろぼうが来るのを待ちました。

このあとがとても不思議なんですが、どろぼうは捕まって、星の在処を教えます。
そしていざ、空に返そうと思ったら、星は空に戻らない。
「糊をつけてみたら?」
「タールをつけてみたら?」
等の意見が出ますが、どれも失敗です。
(そんなものでくっつく星なのか~~?笑)
まぁあることで星は無事に空へ戻ります。
それは絵本を読んでみてのお楽しみです。
(ちょっとあらすじが長くなったかな・・)

この絵本のどろぼうは確かに悪いことをしました。
でもいつか誰かがしたことだろうなというのは思います。
この絵本が星を盗むと言うことをしたにもかかわらず、
読後感はどことなくすっきりしているのは最後のどろぼうの表情。
とても満足そうです。
普通なら盗んだものに執着すると思われるのですが、
どろぼうは本来の願いを叶えたわけです。
だからそれ以上はもう望まなかったんですね。
これはすごいことです。

ちょっとこの絵本では他にもいろいろと思うところはあるのですが、
うまく書けませんので、この辺で・・。(ごめんなさい)

実はこの絵本は私も大好きでして・・。
この絵本には「天然ココアの洪水で溺れた 」のhyo-tanさんとの思い出もあります。(←これは私が勝手に思っていることです)
今は更新もできていないHPでhyo-tanさんがリクエストしてくれた絵本で、
読んでみようと図書館で借りてきました。
このビー玉のような星たちに惹かれ、何度も読んでみたくなる絵本でした。
そこでオークションで手に入れたのです。
そんな絵本をみぃさんが言ってこられたので、とてもうれしくなりました。
まさかこの絵本が出てくるとは思ってなかったのでね。(笑)
絶版でなければ早くに出していた絵本でしょう。
でも図書館にはあると思いますので、どうぞ読んで欲しいと思います。

最後に絵本日記のみぃさんに感謝♪ どうもありがとうございました。

メロの思春期

メロメロパーク ピッキーのメロ度502。

と言うことはあと少しで思春期

どんな色に変わるんだろう・・わくわく♪


黄色もいいなぁ~。

緑でもいいなぁ~。

紫はなんかどぎつい感じがするんだけど、

実際見てみればかわいいのかも。


メロリン、モフモフの色違いもかわいいですね~。


アイテムも「たけのこ」をゲット!

でもそのあとは全く見つからない・・。

う~ん、新アイテムが続々とでているのに、見つけられないとは。

それでもがんばって探すぞ!!


参考にさせて頂いているのは、以前メロアイテムでコメントを頂きました

和尚の南無ログ ブログです。

これからも参考にさせてもらおう♪

平和を愛するために~火垂るの墓

今日は8月6日ですね。
広島に原爆が落とされた日です。
朝から黙祷をされた方もいるのではないでしょうか?
この日は必ず職場でも黙祷していました。
戦争体験者は少なくなってきていますが、たとえその方たちがこの世にいなくなっても伝えなければいけないことですね。
戦争の悲惨さを私は体験したことはないです。
でも広島の原爆資料館には修学旅行で行きました。
まだ行ったことがないという方は是非行ってみてください。
罪もない人たちがたくさん亡くなった場面。
大やけどをおった人たち。
意味のない戦争に多くの人たちが死んでいったことは忘れてはいけません。

さてこの時期に必ず放映されるアニメと言えば・・。
「火垂るの墓」です。
昨日でしたか、放映されたのは。
このアニメは好きですか?
私は「一度見たらもう見たくない」映画に入ります。
あまりにも辛すぎる・・。
舞台は兵庫県西宮市。
主人公の清太が死ぬのは三宮(神戸)です。
このアニメの評価は様々で、私のように「もう見たくない」という人もかなりいますし、何度も見ては涙する・・と言う人もいます。
あるいは全く泣けなかったと言う人も。
私が見るのに耐えないと思うのは、まず、
節子(4歳)が餓死で死んでしまうこと。
これは一番悲しい。
そして兄の清太(14歳)も死んでしまうこと。
私は兄には強く生きてもらいたかった。
多分この清太が生きていて、強く生き延びてくれたら、
私はこの映画を何度も見ていたかもしれません。
最初の出だしが「○月○日、僕は死んだ」でしたか。
最初あの意味がわかりませんでした。
最後に「あ~、こういう意味だったのか」となんとも苦しい思いがしました。
叔母の家を飛び出してまではじめた二人だけの生活。
それが良いものだったのか、考えさせられます。
戦争は子供が考えているほど甘くはないと言うことが、それとなく伝わってきますし、子供は大人の監視下にいればいいんだと言うような意味にもとれます。叔母の家で我慢して一緒に暮らしていれば生き延びるチャンスもあったのに・・とも。(叔母は生きているしね)
だからかな・・戦争中で生き残るために強くならないと行けないと言うときに二人ともあっけなく餓死で死んでしまうのは納得がいかないのです。(この時代餓死で亡くなった人はたくさんいますが、あえてそちらの道を選んでいったという所に何となく違和感)
それは戦争が悪いのか、それとも幼い考えが悪いのか、周りの大人が悪いのか・・理解に苦しむところです。

「なんでホタル死んでしまうん?」という言葉も印象的ですね。
ホタルは最近見なくなったけれど、田舎にはたくさんいました。
ホタルの泡を見たことある子供が何人いるかしら?
ホタルの命は短い。命のはかなさを物語っています。
そして人間の命は戦争というものからしてみれば、儚いものなのでしょう。

まだ見たことのない方は一度見てみることをおすすめします。
あなたは何度も見る派?それとも一度見たらもう見たくない派?
ただ戦争の悲惨さは見たらわかります。
それだけでも感じ取れたらこのアニメは成功したと言えるのかもしれませんね。

B0009Q0JOW 火垂るの墓
野坂昭如 高畑勲 辰巳努 白石綾乃
ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-07-29

by G-Tools
4101112037 アメリカひじき・火垂るの墓
野坂 昭如
新潮社 1972-01

原作本です。私はちょこっとしか読んでいませんが・・(笑)

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めっきらもっきらどおんどん 長谷川摂子、降矢なな

毎日暑い日が続いています。
夏バテなどしていませんでしょうか?
私は少し夏バテ気味です。
体がだるい・・。

さて本日の絵本。
私の好きな絵本の1冊。

4834010171 めっきらもっきらどおんどん
長谷川 摂子・降矢なな
福音館書店

予告していました「めっきらもっきらどおんどん」です。
表紙からして、怪しさが漂っていますが、本文中も怪しいです。
主人公はかんた。
遊ぶ友達がいなくて、探して歩きますが、見つからず、
ほこらの前でめちゃくちゃな歌を歌います。
すると、どこかから声が。

ついたところは夜の山。
向こうから飛んでくる怪しい3人。
いったい何者!?

この絵本の何が好きかと聞かれると、「怪しいところ」と答えます(笑)
歌を歌うと、扉が開いて、着いた先は怪しい世界。
わくわくしますね♪
出てくる妖怪も怖くない。
かんたと遊びたくて仕方がないのです。
かんたが遊んでやらないと言うとなき脅しです。
遊ぶ順番も3人は自分が一番!とけんかします。
そこをかんたが取り仕切ります。
3人の遊びもそれぞれ面白いです。
空にはぽっかりお月様が浮かんでます。
この絵本を読んでいると、
ふと「かんじゅうたちのいるところ」を思い出してしまいます。
文章が同じでも絵が同じでもないんですが、雰囲気が似ているように感じます。
かんたはひとしきり遊んだあと、月を見ながら淋しくなってきます。
そして、禁句の言葉を言ってしまうと、元に世界に戻ります。
それからかんたは何度も最初に歌った歌を思い出そうとしますが思い出せません。

でも私が思ったのは、歌などどうでもよかったのではないだろうか・・。
と言うこと。
妖怪たちがかんたのさびしい心を感じ取って、
たまたま歌った歌をキーワードにして、扉を開けただけのような気もします。
ただこれが空想の世界かと言われるとそうでもない。
それは最後のページでわかるでしょう。

怪しい世界が好きな方におすすめです。